現代青年論再考 : 多元的生活世界における青年社会学に向けて(I-6部会 青年)
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概要
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対抗文化論から20年余りを経た今日、青年社会学の<ノーサイド>がささやかれるようになった。このような現代の「若者」理解の困難の背景は、自分の居場所が常に相対化されるような生活世界の多元化にあると考えられる。しかし、大人と若者・子供との境界はゆらぎこそすれ、若者・子供が成人過程にあることに変わりはない。現代の若者の社会化過程を、その多元性を含めて明らかにすることは重要な課題であり、またそれは今後の教育研究・教育活動の基盤を提供することにつながるだろう。本研究は、'70年代以降現代までの青年研究の整理・分析を通じて、これからの青年社会学の展望を示したものである。
- 日本教育社会学会の論文
- 1994-10-08
著者
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