ソビエトの中等学校における生徒の進路と職業指導(I-5部会 中等教育(I))
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概要
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生徒を将来の生活や職業へ向けて準備すること, これはソビエトの中等学校の最も重要な目的の一つである。学校の職業指導は, ポリテフニズムの学習, 労働学習並びに学校内外の社会的有用労働への参加奨励を基礎にこの目的遂行と深くかかわる。ソビエト社会では, 職業指導の重要性はすでに1920年代に強調され, 今日では, 中等教育の機能遂行に不可欠な構成部分として認識されている。ところで, 近年, 職業指導強化の方策が次々と打ち出されている。実際の学校の職業指導が社会のカードル要求に必ずしも応えていないという批判が, その背景にある。本発表では, 国家統計, 社会学的調査研究, 新聞・雑誌等の資料に依拠しながら, 以下の3点から, 生徒の進路と職業指導のソビエト的特徴並びに職業指導の今後の方向を明らかにする。
- 日本教育社会学会の論文
- 1984-10-05
著者
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