オプション評価理論の年金価値評価への応用(<特集>年金のオペレーションズ・リサーチ)
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概要
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企業年金制度では, 万一企業が倒産した場合, 受給者への給付が減額されてしまう可能性がある.したがって, 倒産による年金債務不履行の可能性は, 企業が受給者に対してプット・オプションを保有しているものとしてモデル化することができる.一方, 現実には, 受給権保護を目的として, 年金資産が年金債務を下回る場合には, 企業が追加掛金を拠出しなければならず, この点は逆に, 基金が企業に対して積立に関するプット・オフションを保有しているともいえる.本稿では, 年金のこうしたオプション的な性質を考慮した企業価値評価についての研究を紹介する.
- 2005-10-01
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