2. 回復期リハビリテーション病棟開棟前後の脳卒中リハビリテーションの比較(第16回 日本リハビリテーション医学会中部・東海地方会)
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概要
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【目的】2004年5月院内に回復期リハビリテーション病棟を開棟した.回復期からの自宅退院群(以下,回復期群)と開棟前療養型からの自宅退院群(以下,療養型群)におけるリハ,ADLを比較した.【対象と方法】回復期開棟前と後の脳卒中リハ患者,それぞれ162名と160名の在院日数と転帰について後方視的に調査した.また,回復期群33名(平均66歳)と療養型群38名(同67歳)の在院日数,転退院時FIM等を診療録等より調査した.【結果】開棟前/開棟後の急性期在院日数は51/48日だった.退院先は自宅64/36%,回復期0/33%,療養型17/15%だった.回復期群/療養型群の在院日数は73/112日で,FIM-Mは転棟(院)時52.6/54.0,退院時74.4*/65.8*(*p<0.05)だった.【考察】回復期群は療養型群より短期間に高いADLに到達していた.回復期開棟後,療養型転院患者の障害がより重度化している可能性が示唆された.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 2005-04-18
著者
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才藤 栄一
藤田保健衛生大リハ医学講座
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荻野 武彦
刈谷豊田総合病院リハビリテーション科
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荻野 武彦
刈谷総合病院整形外科
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前田 博士
藤田保健衛生大七栗サナトリウム
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前田 博士
刈谷総合病院リハ科
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小口 和代
刈谷総合病院リハ科
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才藤 栄一
藤田保健衛生大
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