リハビリテーション医の仕事・私の仕事 : 身体障害者更生相談所(<ワークショップ>接点における専門性の発揮 : リハビリテーション専門施設外での専門医の仕事)(第41回日本リハビリテーション医学会学術集会)
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概要
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更生相談所の業務について紹介するとともに, このような行政機関におけるリハビリテーション(以下, リハ)医の役割とその重要性を筆者の経験に基づいて述べる. 急性期あるいは回復期のリハに取り組む医師の立場からすると, 福祉制度, 福祉サービスは, ケースの退院, 在宅生活の維持に必要なものであるが, 「福祉制度は複雑でよく分からないから, ケースワーカー任せ」といった程度の認識ではないだろうか. 一方, 地域で生活する障害者にとって福祉サービスを利用できるかどうかは, 死活問題である. そんな時, 我々が, 市町村の福祉担当者に「リハ科専門医ですが」と意見でも述べようものなら, 「理想論ばかりで役に立たない」と相手にしてもらえないことも多い. 実際, 医療と福祉はお互い補完関係になければならないのだが. バックグラウンド 筆者の出身である横浜市立大学医学部リハ科は, 同医学部病院の診療科として1968年に開設された. 横浜市立大学は自治体設立であることから自治体に対し実学的な貢献をすることを求められおり, リハ科においても開設当初より医療のみならず, 横浜市の保健, 福祉, 教育分野へ専門的技術の提供を行ってきた.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 2005-02-18
著者
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