下肢機能障害者のAnaerobic threshold (AT) : 再現性と妥当性
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概要
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Arm crank ereometer (ACE)での下肢障害者のAnaerobic threshold (AT)の再現性と妥当性を検討した.対象は脊髄損傷(脊損)20例,下肢切断(切断)14例,骨関節疾患(骨関節)29例.ACEで各下肢障害者のATと最高酸素摂取量(VO_2Peak)を測定,3週間以内に再測定した.再現性はIntraclass Correlation Coefficient (ICC)にて,妥当性はATとVO_2PeakをPearsonの相関係数にて検定した.ATの検出率は脊損90%,切断71%,骨関節83%,ICCは脊損0.877,切断0.939,骨関節0.937,ATとVO_2とのPearsonの相関係数は脊損0.748,切断0.762,骨関節0.706であった.ACEでの下肢障害のATには再現性と妥当性が認められ,下肢障害のphysical fitnessの指標として有用である.(リハ医学 2003; 40: 235-240)
- 2003-04-18
著者
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