中枢神経障害児の摂食障害と摂食機能訓練に関する研究
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概要
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摂食障害のある中枢神経障害児18例に行った摂食訓練の成績を検討した.口唇周囲の過敏性は15例で消失または軽減し,舌の運動は前後が16例,上下が14例,左右が9例で獲得でき,口腔での食物の処理が円滑になった例では嚥下が容易となった.経鼻栄養の10例のうち,7例(70%)が経口摂取に変更できた.摂食障害児の多くは口腔期の障害が主であり,訓練効果が期待できるが,咽頭期が強く障害された重症例では訓練に限界があると思われた.また,中枢神経障害児31例と健常児14例にelectrogrottograpy(EGG)を行い,重度の摂食障害児では潜時の遅延,持続時間の延長,波形の多洞化,嚥下回数の増加が有意に認められ,臨床上の摂食障害を客観的に確認できた.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1992-09-18
著者
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