脳性麻痺児の発達(第1報) : 障害度とADLについて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
肢体不自由児施設に入園または通園している脳性麻痺児(者)で, 11歳以上23歳までの60名についてADLの自立がどこまで到達しているか, その障害度に対応させて検討した.その結果, 食事, 排泄, 更衣動作は, 上肢運動年齢が約30ヵ月で自立, 入浴動作は約58ヵ月で自立するものが多く見られた.移動動作は, 独歩の場合は下肢運動年齢が約20ヵ月, 車いすのッ場合では10ヵ月が自立に必要であった.全例について, 新版K式発達検査の認知・適応領域のDQも測定しており, ADLの各動作にわたりDQの値が15以上でないと完全に自立をはかることが困難であった.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 1988-05-18
著者
関連論文
- 熱傷患者に対する理学療法の経験
- 182. 等速性収縮における運動負荷前後の筋力の推移および循環器系への影響
- 181. 等尺性収縮における運動負荷前後の筋力の経時的変化と循環器系への影響
- 1. 歩行負荷前後における股関節外転筋筋力の推移 : 健常者と大転子下降術例
- 39. 実験的小頭症ラットの学習行動およびハンドリングの影響
- 189. 平衡反応の定量的検査の試み (第2報) : 平衡反応トレーニング効果の判定
- 今後の専門医会活動のデモンストレーションおよび専門医会総会(専門医会,特別企画,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 後部尿道弁の1例 : 第315回北陸地方会
- 10. 運動失調における体幹・下肢の機能ステージの標準化の試み(その他神経筋疾患)
- 28. 脳精麻痺(痙性両麻痺)児の運動覚について(脳精麻痺・その他)
- 10.成人脳性麻痺者にみられた知覚障害について : 特に構成障害について(脳性麻痺・その他)(第25回日本リハビリテーション医学会総会)
- 14.特異なポリニューロパチー(polyneuropathy)の病態とリハビリテーション(神経筋疾患)
- 脳性麻痺時の発達(第2報) : 機能的長期予後に関する研究
- 脳性麻痺児の発達(第1報) : 障害度とADLについて
- 215. 実験的拘縮膝の組織学的変化について
- 36. 慢性関節リウマチ患者に対する平行棒内訓練用スプリントの使用経験(RA・運動器疾患)
- 11. 後根切離による筋の組織化学的研究(基礎医学)(第23回日本リハビリテーション医学会総会)