リウマチ患者のADL評価
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概要
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リウマチ患者127名について, ADL評価の3年間の経年変化について調査した.その結果, 総合計点の推移をみるとADLは3年間で明らかに低くなっている(P<0.05).次に動作項目の3年間の各年毎の推移は, 6型に分けられた.項目別経年変化は非自立の割合を1980年と1983年で比較した時, この3年間で非自立の割合が増加した項目は, 「タオルをしぼる」, 「平地を移動する」, 「物を運ぶ」, 「背中を洗う」, 「丸首シャツの着脱」, 「髪をとく」の6項目である.次に症例別にみると, 32項目のすべての項目が自立している12症例のうち, どの項目から非自立に移行していくか調べたところ, 「タオルをしぼる」, 「背中を洗う」という入浴動作から非自立に移行していくことがわかった.
- 1985-07-18
著者
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椎野 泰明
広島市立広島市民病院
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椎野 泰明
広島市民病院理学診療科
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椎野 泰明
社会保険広島市民病院リハビリテーション科
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椎野 泰明
社会保険広島市民病院リウマチ科
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大田 近雄
社会保険広島市民病院リハビリテーション科
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白川 康彦
広島市民病院理学診療科
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椎野 泰明
広島市民病院(社保)
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