脳卒中(視床出血)患者における初期情報からの歩行能力予後予測 : 多変量解析からの試み
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概要
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視床出血患者30例の歩行能力到達度を, 初期情報から予測することを試みた.予後に影響する共通因子として, 年齢, 左右, CT分類, 血腫量, 入院時意識レベルを用いた.従来の報告では, 各因子と予後との関係が, 個別に論じられていたが, 多変量解析-数量化I類を用いて各因子相互の予後に及ぼす影響を総合的に検討した.各項目のカテゴリーウエイト(CW)を求め, 予測式を得た.Y=Σ^^4__<i=1>a_ix_i+Σ^^2__<j=1>b_jx_j+Σ^^5__<k=1>c_kx_k+Σ^^3__<l=1>d_lx_l+Σ^^4__<m=1>e_mx_m Y : 予測値 CW : a_i年齢 b_j 左右 c_k CT分類 d_l 血腫量 e_m 入院時意識 予測式により予測値の算出を行い, 各症例ごとに, 予測値と実際値のくい違いについて臨床的な検討を行った.
- 1987-05-18
著者
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