下肢切断者のリハビリテーション効果と予後 : 影響する因子の検討
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概要
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下肢切断者の入院リハビリテーション効果について検討した. また, 退院後の患者にアンケート調査を行い, 予後について検討した. 退院時片側大腿切断患者は片側下腿切断患者と同等の歩行獲得率が得られた. 高齢患者は歩行獲得率が低かった. 予後調査では片側大腿切断と片側下腿切断との間に義足装着率, 歩行能力,ADL介助率に差は認められなかった. 高齢患者は義足装着率, 歩行能力が低く, ADL介助率が高かった. 適切なリハビリテーションと義足作製により, 大腿切断でも十分な能力が期待できる. 下肢切断者の予後には年齢の要素は大きく, 高齢になると能力は低下する.(リハ医学 2001;38:125-130)
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 2001-02-18
著者
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宮野 佐年
東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
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猪飼 哲夫
慈恵医大リハ医学講座
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猪飼 哲夫
東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科
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植松 海雲
東京都リハビリテーション病院リハビリテーション科
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植松 海雲
慈恵医大第三病院リハ科
-
宮野 佐年
東京慈恵会医大リハ科
-
橋本 圭司
東京都リハビリテーション病院
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植松 海雲
東京医科大学附属病院 リハビリテーション科
-
殷 祥洙
東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学講座
-
殷 祥洙
東京医科大学附属病院 リハビリテーション科
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猪飼 哲夫
東京慈恵会医科大学附属第三病院 リハビリテーション科
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殷 祥沫
東京都リハビリテーション病院
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宮野 佐年
東京慈恵会医科大学 リハビリテーション科
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植松 海雲
東京慈恵会医科大学リハビリテーション医学教室
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殷 祥沫
農協共済中伊豆リハビリテーションセンターリハビリテーション科
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