周術期のリハビリテーション中に発生した致死的肺塞栓症
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Fatal pulmonary embolism is a well known complication of various disorders, including orthopedic surgical cases. We present two cases of pulmonary embolism occurring in the perioperative periods. Case 1: A 66-year-old woman suffering from intradural-extramedullary tumor at the level of Th 9 complained of gait disturbance. On the sixth day after tumor resection, cardiopulmonary arrest occurred immediately after muscle manual test of lower limb. She expired despite resuscitation. Pulmonary embolism was suggested. Case 2: A 80-year-old woman suffered from right hip fracture. Six days after admission, she experienced dyspnea and chest pain during muscle strengthening exercise of upper limb. Pulmonary embolism was diagnosed based on defective images in the right upper lobes on urgent pulmonary blood flow scintigram. Her clinical status improved with urgent anticoagulation therapy (with heparin). Special attention should be paid to prophylaxis of pulmonary embolism in patients in the perioperative periods. Intermittent pneumatic compression and therapeutic exercises offers advantages over pharmacological prophylaxis against venous thromboembolism-namely, safety, absence of bleeding complications, and efficacy in reducing calf thrombosis. Early rehabilitation should be recommended by means of thromboprophylaxis.
- 社団法人日本リハビリテーション医学会の論文
- 2001-01-18
著者
関連論文
- 経験と考察 変形性股関節症における立位・坐位腰椎アライメントの特徴
- 2-P1-19 腰部脊柱管狭窄症における髄液内一酸化窒素濃度は術後のADLの改善率を予測できるか?(脊髄損傷(1),ポスター,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 2-8-20 長期間にわたり脊髄反射および脊髄自動運動が認められた臨床的脳死患者の一例(ビデオセッション(2)脳卒中,ビデオセッション,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 脊椎内視鏡下手術の現状 : 2006年1月-12月 手術施行状況調査・インシデント報告 集計結果
- 日本の内視鏡下手術技術認定制度と脊椎内視鏡下手術の現状
- 人工膝関節置換術後の膝蓋大腿関節アライメントとコンポネント設置位置、角度との関係
- 腰椎椎間板最外側ヘルニアに対する内視鏡下椎間板摘出術の現状と問題点 (特集 腰椎内視鏡手術の現状と問題点)
- 内視鏡下腰椎椎間板摘出術の臨床成績
- 上方に転位した腰椎椎間板ヘルニアの内視鏡下手術
- 1-4-12 腰椎椎間板ヘルニアの術後在院日数に対する内視鏡下椎間板摘出術とクリニカルパス導入の効果(腰痛症(2),口演,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- microendoscopic discectomy (MED法)による腰椎椎間板再発ヘルニア再手術の短期成績 : 従来法との比較
- 内視鏡下腰椎椎間板摘出術の learning curve
- 外側型腰椎椎間板ヘルニアのタイプと保存的治療期間
- Osteonal bone における mechanical microstraain distribution と弾性異方性の検討
- Osteonal bone における in vivo mechanical microstrain と弾性異方性の検討
- 共焦点レーザー顕微鏡と画像解析装置を用いた骨形態計測の試み
- 人工股関節全置換術後の生活調査
- 脊椎内視鏡下手術の現状 : 2007年1月-12月 手術施行状況調査・インシデント報告 集計結果
- 781 ギラン・バレー症候群の機能予後予測(神経・筋疾患)
- 手術 仰臥位前外側アプローチ小侵襲人工股関節全置換術のポイント
- 人工股関節全置換術後退院時指標の検討
- 近位髄腔占拠型人工股関節ステムのX線学的評価
- 人工股関節全置換術術後プログラムの見直し
- 1373 人工股関節置換術術後プログラムの検討(骨・関節系理学療法,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 臨床室 片側股関節固定術後に反対側変形性股関節症のため両側人工股関節全置換術を施行した2例
- 整形手術手技 仰臥位前外側アプローチ小侵襲人工股関節全置換術
- 人工股関節全置換術と腰痛の関係
- 347 人工膝関節置換術におけるクリニカルパスの検討 : 片側手術と両側同時手術の比較から(骨・関節系理学療法8)
- 1-P4-25 高圧酸素療法が有効であった間欠型一酸化炭素中毒の2例(症例報告,ポスター,一般演題,リハビリテーション医学の進歩"評価から治療介入へ",第45回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 軽微な頭部打撲後に硬膜下血腫を来たした脳室腹腔シャント留置患者の2例 : 硬膜下水腫・血腫を来たした脳室腹腔シャント留置患者の臨床的検討
- 1-P1-64 歩行訓練中の転倒による頭部打撲にて硬膜下血腫を来たした脳室腹腔シャント留置患者の2例(頭部外傷・合併症,その他,ポスター,一般演題,実学としてのリハビリテーションの継承と発展,第44回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 2-P1-16 当院で経験した対麻痺の症例についての検討(脊髄損傷(1),ポスター,一般演題,リハビリテーション医学の進歩と実践,第43回日本リハビリテーション医学会学術集会)
- 人工股関節全置換術後の早期起立・歩行 : 術後早期退院の試み
- 腰椎側面単純X線像のフラクタル次元解析による骨粗鬆化椎体骨折の予測
- 軽微な頭部打撲後に硬膜下血腫を来たした脳室腹腔シャント留置患者の2例—硬膜下水腫・血腫を来たした脳室腹腔シャント留置患者の臨床的検討—
- 外側型腰椎椎間板ヘルニアのタイプと保存的治療期間
- 臨床 内視鏡下に摘出を行った外側型腰椎椎間板ヘルニアの検討
- 内視鏡視下ヘルニア摘出を行った外側型腰椎椎間板ヘルニアの検討
- 周術期のリハビリテーション中に発生した致死的肺塞栓症
- 圧迫性頚髄症における術後改善率と髄液内一酸化窒素濃度との関係
- 手の外科領域における逆行性皮弁の有用性
- X線画像のフラクタル次元解析による足関節骨折後の踵骨骨萎縮度評価
- 腰椎椎間板ヘルニア保存療法例における MRI 像の3D 解析による検討
- 後方進入脊椎固定術の傍脊柱筋間アプローチによる椎弓根スクリュー刺入の有効性と問題点の検討
- 大腿骨頚部内側骨折に対する骨接合術の経験
- 腰椎椎間板ヘルニアの保存的治療期間
- 人工膝関節全置換術(TKA) 施行患者の予後予測因子の検討 -歩行自立と膝関節機能との関連性-
- 人工股関節置換術後12-25年経過し摘出した骨セメントの超音波顕微鏡を用いた Young 率測定
- III-M-35 周術期のリハビリテーション中に発生した致死的肺塞栓症
- II-J4-3 X線画像解析による足関節骨折後の踵骨骨萎縮度評価
- 人工膝関節全置換術後の膝蓋大腿アライメントの検討