5.中間施設としての在宅支援 : 在宅単身者例より(第21回日本リハビリテーション医学会関東地方会)
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概要
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当施設は,都立特養内に1977年に開設された中間施設ハーフウェイハウス(老人保健施設のモデルとなった)20床をルーツとし,2000年4月介護保険導入と同時に78床の老人保健施設に転換,現在3年目.2年度の入所者数は250名,平均年齢73.7歳,平均要介護度2.83,平均在所日数98.8日,在宅復帰率は90.4%.在宅復帰が難しいといわれる単身者は57例(23%)で,うち3事例を提示する.症例1は70歳,男性.右下腿切断(ASO・DM壊疸)後2カ月で当施設に転所.リハビリテーション継続にて両膝屈曲拘縮改善したが,外階段手摺のない自宅のため,義足再考を勧め,義足歩行自立.症例2は66歳,女性.左被殼出血後,Broca失語,右片麻痺を残し,転所後もPT,OT,ST継続にて,利手交換,屋内Q杖歩行,喚語困難残存もコミュニケーション改善,家訪,環境整備指導にて,症例3は60歳,女性.脳梗塞右片麻痺発症6カ月で在宅復帰したが,うつ症状にて再入院.特養入所を勧めらたが,転所.リハ後うつ改善,引き続き通所にて精神的支援を図り,3例いずれも在宅定着している.
- 2003-03-18
著者
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