現代中国に関する公経営計画モデルの展開と評価
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概要
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1979年に中国政府より、同国の社会経済計算体系が閉鎖式から開放式へと転換された。主要社会経済指標が情報公開されることを契機として関係学会が設立されると共に、公経営計画モデルの構築がブームとなった。中国におけるモデル構築は、一般的にマクロモデル中心で、ミクロモデルは単一方程式接近に留まっている。近年の中国における市場経済原理の導入による計画経済と市場経済の並存は、中国についての公経営計画モデルによる解明を鈍らせることにもなってきている。そこで、われわれはこのような状況認識の下に、1980年代に発表された11種類の中国に関する公経営計画モデルと、1990年代に入って松行=譚によって発表された4種類の公経営計画モデルを抽出し検討した。本研究論文では、これらのモデル展開について、その中核をなす生産部門を中心に、それぞれのモデル推定と公経営計画についての比較および検討がなされ、独自な評価が加えられている。
- 日本社会情報学会の論文
- 1994-02-20
著者
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