NACSIS-CATにおける韓国・朝鮮人著者名典拠の標目記述とその課題 : 韓・日出版物にみる著者名表記の字体と著者略歴の分析を通して
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概要
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本稿では, 韓国・朝鮮人名の特徴と書籍への記載のあり方から, NACSIS-CATの著者名典拠における標目記述をめぐる問題点を考察した。標目の採用の規則に例外規定が設けられているために, 規則の解釈にゆれが生じ, ハングル, 漢字形, 日本語ヨミ, ローマ字翻字形のどの形式で書誌を検索しても検索漏れの可能性があることを指摘し, 著者名典拠を活用した書誌検索のシステムが課題となっていることを示した。この問題点を解消するため, 「漢字‖日本語ヨミ‖ハングルヨミ分ち書き」または「ハングルヨミ」を標目の基本とすることを提案した。また, 著者名同定のために必要な項目は何かを探るため, 韓国出版物の著者略歴の特徴を抽出し, 学位・現職・出身校情報の有効性を示した。
- 日本図書館情報学会の論文
- 2005-03-15
著者
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