ヒラタケのグルタチオンおよびいくつかの品質指標の変動に及ぼす MA 包装の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ヒラタケの品質, 特に抗酸化機能性成分グルタチオンの貯蔵中の変動に及ぼす影響を微細孔OPPフィルム包装, PVCフィルムによるストレッチ包装および通常のOPPフィルム包装を行って15℃で貯蔵することによって調べた.第1の実験では, 低酸素(1.0∿1.6%)および高二酸化炭素濃度(17∿18%)で, グルタチオンおよび他の品質指標が保持された.また, 第2の実験では, 酸素15.5∿16.5%および二酸化炭素4.5∿5.5%の微細孔フィルム包装内のガス条件およびOPPフィルム包装内に形成されたガス条件が, グルタチオンの保持, 開傘の抑制, 病害および菌糸体の生長の抑制において効果的であった.ただし, 開傘については, PVCストレッチ包装およびOPPフィルム包装の方が, 微細孔フィルム区より緩やかであった.なお, これらの両実験を通して, 微細孔フィルムで包装したヒラタケで菌体表面および包装袋内の結露が最も顕著であった.
- 2000-07-15
著者
関連論文
- ヒラタケのグルタチオンおよびいくつかの品質指標の変動に及ぼす MA 包装の影響
- マルトース生成が相違するエダマメ品種の登熟子葉における澱粉合成遺伝子の発現
- ソラマメの食味成分 : 3. 収穫ステージ別の遊離アミノ酸の量的変化
- ソラマメの食味成分 : 2. 収穫ステージ別の糖類の量的変化
- 日本種・西洋種カボチャにおける糖の挙動および果実への蓄積
- 九州地方の2地域の畑土壌における Aspergillus flavusおよびA.parasiticus の生息密度
- 成熟中のエダマメ種子のマルトースの集積特性と代謝
- ヒラタケのグルタチオンおよび品質に及ぼすMA包装の影響
- 1 蒸したサツマイモの糖度に関わる塊根のβ-アミラーゼ活性およびデンプン含量