Brassica campestris ssp. rapiferaで発見された細胞質雄性不稔性
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概要
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ニュージーランドの野生カブ(Brassica campestris ssp. rapifera)の1系統I4を雌親に用い,花粉親としてB.campestrisに属する35品種・系統を用いて交配した雑種の後代で,雄性不稔性を示す個体が発見された。この雄性不稔性は,主として葯中の花粉粒数の減少により,もたらされていた。I4系統を片親に使用した正逆交雑F_1の稔性程度に差があり,戻交雑第2世代において不稔性が固定した事実から,この雄性不稔性が細胞質遺伝をすることが明らかになった。供試した35品種・系統中,6品種は稔性回復遺伝子を持たず,他の8品種・系統は稔性回復遺伝子を持つと推定された。その他の19品種・系統については,いずれかを判定できなかった。
- 日本育種学会の論文
- 1984-09-01
著者
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