多様な遺伝資源の利用による短日適応性及び病虫害抵抗性を備えた2倍体バレイショ系統の育成
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概要
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多様な2倍体バレイショ系統を使って2倍体の実生集団を育成し,これら実生集団より短日条件下で系統選抜を行った.これら,実生集団の育成に使われた2倍体親系統は次に列記する. 1.短日適応性の4倍体晶種から作出された半数体.2.前記半数体あるいは2倍体栽培種と直接交雑可能な2倍体野生種.3.前記1および2から得られた短日適応性の種間雑種およびその交代.4.2倍体栽培種.5.北米および欧米由来の2倍体育種系統.これら,2倍体親系統を用いて33交配組合せの実生集団を育成し,真正種子由来の990個体について各種検定を行った. これら実生集団は1990年にペルー,ラモリナの灌潮砂漠において栽培された.まず,全数性配偶子についての選抜を行った.アセトー力一ミン染色により640系統中350系統において全数性花粉の存在が認められた.全数性花粉粒の頻度は個体により変異があった.全数性の卵核については,4倍体を花粉親として2倍体に交配して試験を行った.108の試験個体の内,8系統において全数性の卵核の発生が認められた.
- 日本育種学会の論文
- 1996-12-01
著者
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渡辺 純子
Department Of Horticultural Science Cornell University. New York Agricultural Experimental Station
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渡辺 和男
Department Of Plant Breeding And Biometry Cornell University
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渡辺 和男
TheInternational Potato Center
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Orrillo M
TheInternational Potato Center
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Vega S
TheInternational Potato Center
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Golmirzaie A
TheInternational Potato Center
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Perez S.
TheInternational Potato Center
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Crusado J
TheInternational Potato Center
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Vega S
Theinternational Potato Center:(present) Department Ofhorticulture University Of Wisconsin
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