しきい値法による領域降雨強度モーメントの推定
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概要
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しきい値法により領域降雨強度モーメントを推定するさいの理論的最適しきい値のもつ性質について考察した。理論分布は、原点に離散確率をもち降雨の条件のもとでは連続分布であるような混合型とした。傾きの最尤推定量の規準化漸近分散を最小にするという意味で最適なしきい値が選ばれるならば、GATEIパラメータに対し、一次および二次モーメントの傾きの最尤推定量は漸近的にほほ独立となることを数値的に示した。この事実は理論的最適しきい値の直観的理解に役立つとともに、二重しきい値法により領域降雨強度分散を推定するさいに一次および二次モーメントを推定するための最適しきい値を用いるべきであることの一つの理由を与えている。また、一次および二次モーメント推定のためのしきい値の同時選択法を提案した。
- 社団法人日本気象学会の論文
- 1994-12-25
著者
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