水稲群落における個体の生育について
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概要
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1.密植区になる程草たけ、葉面積、乾物重の生長量は劣り、葉令の進行も遅延し、疎植区との差は生育とともに拡大する。2.経時的変化における栽植密度の差が葉令の進行の遅速によつて説明されるものと、それだけでは説明できないものとがある。前者は草たけと根数であり、後者は乾物重や葉面積である。3.C/N率の転換は密植区になる程早く、稲としての一生を早く完了するようである。密植区において出穂が早まつたのが窒素の個体あたりの供給量によるものか、あるいは、群落環境の他の要因の影響によるかは今後の課題である。
- 日本作物学会の論文
- 1972-07-31
著者
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