群馬県における小麦新品種「群馬W2号」(仮称)の開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
群馬県内の米麦二毛作地帯での栽培に適した小麦新品種'群馬W2号'を育成した。早生、良質、多収、加工適性の向上を育種目標に'関東100号'(後 : バンドウワセ)を母に'関東107号'を父に人工交配し系統育種法により選抜・固定をはかってきた固定品種である。'農林61号'に比較して早生、多収であり、アミロ値が高く、粘弾性に優れ、うどんとしての食感は従来の国産品種にない特徴を有している良食味の低アミロース品種である。熟期は'バンドウワセ'並であることから、'バンドウワセ'栽培地帯の平坦部を中心に計画生産を行い2,000haの普及面積を見込んでいる。
- 日本作物学会の論文
- 1998-12-04
著者
関連論文
- 群馬県における小麦新品種「群馬W2号」(仮称)の開発
- 12 高崎・沼田普及所管内の冷害発生状況
- コムギ「さとのそら」と「農林61号」における幼穂長推移の品種間差異
- 国内産小麦の製粉性評価に関する研究 : VI. 群馬育成系統における小麦粉中への「ふすま切れ込み(混入)」の測定
- 異なる地域で栽培されたコムギ新品種「さとのそら」の収量性
- 小麦品種さとのそらの発育特性と温暖化適応性
- 東北・関東・東海・北陸の各地で栽培したspw1-cls的変異を持つ閉花受粉性イネ系統の開花率
- 群馬県育成酒造好適米「舞風」の特徴とオール群馬の酒づくり