エレクトロポレーションによるイネプロトプラストヘの遺伝子導入と形質転換カルスの形成
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概要
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減衰波を利用したエレクトロポレーションを用い,完熟種子由来カルスから単離したプロトプラストヘの遺伝子導入を行った。導入遺伝子としてβ一クルクロニダーゼ(GUS)遺伝子およびハイクロマイシン耐性遺伝子(HPT)を含む閉環状プラスミドDNAを供試し,電界強度,O,75または1,5KV/?,コンデンサー容量100-400μFD,パルス時間,10-15msecの条件下でエレクトロポレーションを行ったところ,生ずるコロニーの約O-1%の頻度で形質転換カルスが得られた。2種類のプラスミドDNAの。o-transformationにより両方のDNA(GU」SおよびHPT)が導入されたカルスも得られた。形質転換カルスについてはサザンハイブリダイゼーションにより導入したDNAの存在を確認した。
- 日本作物学会の論文
- 1991-12-20
著者
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