大麦の芒の育種学的研究 : I.芒の除去が穂重におよぼす形辮
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概要
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1)一般的にみて,除芒により一種粒重の低下がみられる場合が多く,その主原因は千粒重の低下であり,一穂粒数はあまり関係ないようである。2)しかし,開花時除芒は,粒重の減少が少なく,また別途試験で育成申の無芒系統の申に多収系統もあること,および開花後20日員除芒で,粒重の減少しない系統もあることなどより,無芒,あるいは脱芒極易で多収な系統育成の可能性は九州のような温暖で多湿な地帯では一応考えられるようであるが,断定するには年次間の検討を必要とする。
- 日本作物学会の論文
- 1969-07-30
著者
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