湛水直播における出芽,苗立の安定化に関する研究(予報)
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概要
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直まき栽培において,発芽および出芽が早いか,おそいかという発芽および出芽速度ということは,さほど重要とは考えられていない。それより発芽および出芽をするかしないかという条件(野島,1946)とそれに関連した,苗立の安定化が湛水直まき栽培の初期生育を規制する。筆者らは阻害条件のうち,2,3の点につき若干の試験を行なった結果,極端な瘠薄土嬢を除けば,茎葉部,根部ともに半芽干し状態から芽干し状態,埋没程度は5mm前後で,初期生育は安定するものと思われる。転び苗,浮き苗については土性間差は判然としなかった(第4表)。なお交互作用,土壌の硬さ,水系別土性間差,および各形質の相関関係については今後検討したい。
- 日本作物学会の論文
- 1965-12-05
著者
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奥原 国英
熊木県農業試験場
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工藤 洋男
熊木県農業試験場
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松本 〓士
熊本県農業試験場
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奥原 国英
熊本県農業試験場
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九谷 弘一
熊本県農業試験場
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伊嘩 暢恒
熊本県農業試験場
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工藤 洋男
熊本県農業試験場
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松本 〓士
熊本農試阿蘇分場
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