水稲の剥離胚の発芽に及ぼす浸種の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
発芽にあたり,胚乳貯蔵養分が消化し貢献することはいうまでもないが,置床直後短時闘の間に,発芽を促進する物質があることを,Schanderは澱粉層を除去して発芽させた時の発芽障害によってこれを証明し,ビタミンBであるとしている。山崎義人等は胚移植に関する実験において,剥離操作の予措としで数時間浸種を行っているが,この間に胚乳部から胚へ発芽促進物質が移行すると述べ,この物質はホルモンであるとしている。著者は胚乳貯蔵養分の消化と関連し,発芽時における栄養生理の研究の第一歩として,この置床直後に移行する物質を更に究明するために実験を行った。
- 1961-10-25
著者
関連論文
- 水稲種子の発芽時における炭水化物の代謝作用に関する研究
- 水稲の剥離胚の発芽に及ぼす浸種の影響
- 芽出し乾燥麦の再発芽に関する研究
- 禾穀類の胚培養に関する研究 : (第3報) 稲の発芽に及ぼす N, P_2O_5, K_2Oの影響について (第115回 講演会)
- ハトムギの飼料的栽培に就いて (第111回講演会)
- 禾穀類の胚培養に関する研究 : 第2報 : 燐酸及び加里養分が稲種子の発芽に及ぼす影響 (第111回講演会)
- 禾穀類の胚培養に関する研究 : (第1報) 窒素養分が稲種子の発芽に及ぼす影響 (第107回講演会)
- 禾穀類の発芽における胚乳貯蔵養分の消費に関する研究 (第7報) 稲における吸収層の伸長について (第99回講演会)
- 禾穀類の発芽における胚乳貯蔵養分の消費に関する研究 (第6報) 土壊水分の影響 (第99回講演会)
- 水稲の発芽初期の地上部及び地下部の障害が胚乳養分の消費に及ぼす影響