水稲早期栽培に関する研究 : 1.育苗と温度
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概要
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暖地における水稲早期栽培の育苗は持に温度の影響を受けることが大きい。昭和32年の鹿児島県の一般農家の育苗についても温度による色々の障害が見られたら例えば播種前に浸種申の水温が俵かったため,吸水が不充分で催芽がよく出来ずそのまま播種して,発芽並びに発芽後の不揃,著しい発芽率の低下或は催芽がよく出来ないままに,長時間土中催芽して種籾の呼吸熱等で高温障害(1例50℃)による発芽不能,ビニール被覆による高温障害或は逆に夜間における寒書,煙炭の多量施用による高温障害等である。著者は水稲早期栽培における育苗と温度について取纏め中であるが,今回は育苗期間申の積算温度と最低気温,並びに貯水温と流水温について報告する次第である。
- 1958-05-01