水稲潤土直播栽培における「どんとこい」の播種晩限および苗立ち密度
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概要
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北陸地方において水稲品種「どんとこい」を用いて潤土直播栽培を行う際, 品質を低下させずに収量を確保できる播種晩限と, その際に必要な苗立ち密度を検討した.6月上旬播種の場合, 苗立ち密度を高めても収量, 玄米外観品質とも低下したが, 5月末播種の場合は, 苗立ち密度がm^2あたり100本あれば収量, 外観品質を確保できた.このことから, 北陸地方において「どんとこい」を用いて潤土直播栽培を行う際の播種晩限は, 播種から出穂までの積算気温が1900℃確保できる時期であり, その際に必要な苗立ち密度はm^2あたり100本程度と考えられた.
- 日本作物学会の論文
- 2001-03-31
著者
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