2, 4-D ソーダ塩の葉面散布によるイネの分げつ抑制
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概要
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水稲栽培において, 有効茎決定後の無効分げつ抑制は, 栽培管理のポイントである。しかし, 北陸地域の重粘土壌では, 生育盛期に気温の上昇とともに著しく地力窒素が発現するので, 高温年には生育制御が難しく, 過繁茂になりやすい。また, 直播栽培においては, 移植よりも下位節の分げつが発生するために, 過繁茂になりやすく, 過剰分げつの抑制は重大な問題となる。そこで, 分げつ抑制作用のあるオーキシン系除草剤2, 4-DやMCPA等を利用する可能性を確かめるため, 2, 4-Dソーダ塩に展着剤を加え, 水稲葉面に散布し, 分げつ発生に及ぼす影響を検討した。
- 日本作物学会の論文
- 1985-03-31
著者
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