穂孕期間中のフェーン遭遇が頴花数におよぼす影響 (予報)
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概要
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1972年度の新潟県下の作況指数は97と1971年に次ぐ不作年であった。その直接的原因は1穂数の減少で, 穂孕期間中に遭遇したフェーンの影響であろうと推測されたが, 過去に文献は見られず明確にできなかった。そこで穂孕期間中のフェーン遭遇が, 頴花数に与える影響について風洞実験を行なった。その結果穂孕期間中に台風の強風に遭遇した場合と同様に, フェーン処理によっても頴花数が減少することを認めた。この結果を1972年のフェーン発生状況と対比してみると, 7月15〜16日のフェーンは早生種に, 7月23〜25日のフェーンは中生種の頴花数の決定に大きく関与したものとみられる。
- 日本作物学会の論文
- 1977-03-16
著者
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