イタリアンライグラスの雪害機構に関する研究 : 第 2 報播種量と体内成分の変化について
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概要
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イタリアンライグラスの播種量と雪害の関係を検討するため, 播種量, 施肥量と体内成分を調査した。播種量が多いと株の窒素含有率は低く, とくに少肥でこの傾向は顕著であったが, 生育が進むにつれこの傾向は不明瞭となった。株のTAC含有率は少肥では播種量が多いと高く, 多肥では播種量が多いと低くなり, 秋刈後は施肥量に関係なく播種量が多いと低くなった。このように体内成分からみた越冬態勢は播種量が多いほど良好であるとは認め難く, 播種量が多いと雪害が少ない原因は体内成分以外の他の要因の影響が大きいものと考えられる。
- 日本作物学会の論文
- 1975-03-16
著者
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