近年水稲の機械移植の普及にともない, その形態も稚苗から, 中苗移植もこころみられつつある。しかし, 中苗の育苗には播種密度の低下が要求され, 単位面積当り使用箱数も増加するなど, 施設利用では育苗効率も低下する。そこで筆者らは従来の水苗代を利用した4葉苗の箱育苗をこころみ, 気温と育苗日数について若干検討したので, その概要を報告する。
農林省北陸農業試験場