イタリアンライグラスの冬期かんがい効果
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概要
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イタリアンライグラスの雪害軽減および早春の生育促進対策として冬期流水かんがいの効果を検討した。かんがいを行なうと融雪の効果は大きく, 草丈が高目となって春の生育も早くなるが, 茎数は減少する。全期かんがい区は茎数が減少し, 地上部の乾物量も少なくなる。乾物量の多かった区は1月区と2月区であって, 3月区は少なかった。冬期の雪融け水利用のかんがいは, 1月から2月の低温期に20〜30日間かけ流しを行なうのが, 雪害の軽減, 春先の生育促進に効果的であることを認めた。
- 日本作物学会の論文
- 1967-03-25