寒冷地の陸稲早期移植栽培について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Present study has been curried out from 1956 to 1958, for the purpose of security as well as yield increase in the culture of upland rice in a cool region. The important remarks concluded throughout this study are as follows: (1) In the transplanted groups, an early heading. date and a high percentage of available stems are observed as compared with the direct-sowned, thus the yield of grain increases from 40 to 60 per cent. It is seen also that it increases with the number of ears in every varieties of the transplanted. (2) As the growing period of rice is short in Tohoku district, it is necessary to secure the number of ears in the early season, by the selection of good seedlings and dense planting (3,000 hills per one are and about 5 seedlings per one hill) in accompany with the good rooting. Therefore, it is advisable to be cultivated in the fields having the irrigation facilities. As the fertilizer, it is desirable to put a large amount of phosphate. That is, in the rich phosphate groups, a good growth of rice plant after transplanting, a large number of ears and a tendency of early heading are observed as compared with the poor ones. (3) It seems at present that such a paddy-rice variety as Fujisaka No. 5 is more suitable for transplanting than uplan-drice varieties, because Fujisaka No. 5 shows a good rooting, a vigorous early growth anh a little lodging by dense planting in a cool region.
- 日本作物学会の論文
- 1959-09-01
著者
-
中村 公則
九州大学農学部
-
中村 公則
東北農業試験場農業技術部
-
村田 孝雄
岩手大学
-
松林 実
東北農業試験場
-
関村 栄
東北農試栽培第2部
-
松林 實
関東東山農業試験場
-
村田 孝雄
東北農業試験場
-
関村 栄
東北農業試験場
関連論文
- 水稲直播栽培における播種床条件と苗立ちとの関係(予報)
- 水稲における1株穂数と主茎, 1次分げつおよび2次分げつ1穂籾数との関係の品種間差異
- 寒冷地を対象とした新規育成品種における収量性, 各収量構成要素および収穫指数の比較
- 登熟期水稲の茎における炭水化物と細胞壁成分の関係
- 水稲の1穂当たりシンクサイズと収量生産量の品種間差
- 基肥窒素無施用の施肥体系と疎植の組合せ栽培において米糠の施用が水稲品種ひとめぼれの乾物重と葉身および茎の炭水化物代謝に及ぼす影響
- 水稲の登熟期窒素追肥と出穂前葉身摘除処理が葉身および茎の炭水化物代謝に及ぼす影響
- 東北地方を対象とした新規育成水稲品種における倒伏指数の品種間差異
- 窒素施肥体系および疎植の組合わせ栽培が水稲の生育および収量に及ぼす影響
- 水稲の有効分蘖と無効分蘖間のP^の移行について
- 暖地飼料作物の生育経過と品質とに関する研究 : 第1報 生育ステージを異にするトウモロコシの生長, 組織及び化学成分に及ぼす生育季節の影響
- コロイド滴定による草本類のリグニン定量法 (第107回講演会)
- コロイド滴定による草本類のリグニン定量
- 稲麦の根に関する研究 : (1)小麦の種子根の寿命(予報)
- 水稲の栄養生理に関する研究 : (第1報) 節間生長後に於ける水稲の生育段階に伴う 2〜3 器官の乾物, 粗蛋白質及び粗澱粉含量の変化 (第102回講演会)
- 37.暖地水稲の栄養生理的研究(第1報)
- P^による水稲の主稈と分蘗の生理的相互関係の究明 (第1報), (第99回講演会)
- 水稻の根の成長に及ぼす日長時間の影響 (予報)
- 牧草の再生に関する研究 : 第1報 オーチャードグラスの再生と水分経済に及ぼす土壌水分の影響
- 作物の水分経済に関する研究 : 第4報 牧草の水分経済と土壌水分との関係 (第127回 講演会)
- 11 栽植密度を異にした窒素施肥体系の違いが水稲の面積当り穂数, 1穂当り頴花数および登熟期乾物生産に及ぼす影響
- 74 寒冷地を対象とした新規育成水稲品種・系統における乾物生産と分配が子実収量におよぼす影響
- 73 寒冷地を対象とした新規育成水稲品種・系統の乾物生産特性について
- 36 東北地方を対象に育成された新しい水稲品種・系統の生育特性および収量性について
- 13 基肥無窒素施肥体系と疎植の組合せ栽培において米糠の施用が水稲ひとめぼれの登熟期における葉身および茎の炭水化物代謝に及ぼす影響
- 12 基肥無窒素施肥体系と疎植の組合せ栽培における米糠の施用が水稲の生育, 収量に及ぼす影響
- 異なる草型の水稲品種の多収性機構の解析 : 第1報 生育特性, 収量構成要素および乾物生産特性の比較
- 水稲あきたこまちの登熟期における葉身および茎の炭水化物代謝
- 水稲品種「あきたこまち」と「ゆめさんさ」の乾物生産特性の比較
- 121 積算日射計による受光能率の簡易測定法について
- 93 水稲あきたこまちの葉身および茎の登熟期における炭水化物代謝
- 水稲品種「あきたこまち」と「ゆめさんさ」の生育特性の比較
- 58 草型の異なる水稲品種の収量及び乾物生産特産の比較
- 子実用アマランサスの安定多収栽培について
- 陸稲品種の温度感応と二三の考察 : 主として東北地方における品種の幼苗期の低温抵抗性と高温による出穂の促進について
- 牧草かんがいに関する研究
- 作物の水分経済に関する研究 : 第3報 牧草の水分経済と温度との関係
- 8.オーチャードグラスの生育に及ぼす刈取高さの影響(牧草の栽培,日本草地学会第10回大会講演要旨)
- 2.オーチヤードグラスの最終刈取期に関する試験(草類の生理・生態,日本草地学会第9回大会講演要旨)
- 作物の水分経済に関する研究 : (第2報) 陸稲及び大豆の水分経済と温度並びに土壤水分との関係
- 作物の水分経済に関する研究 : (第1報) 燕麦及び陸稻の水分経済と温度との関係
- 畑作物の初期生育促進に関する研究 : 第1報 陸稲の初期生育に及ぼす肥料並びに土壌水分の影響
- 寒冷地の陸稲早期移植栽培について
- 岩手山麓における牧草かんがいの作物学的並びに土壤学的意義 : 水分経済の一問題点 (第115回 講演会)
- 肥料3要素がケナフ繊維の形成に及ぼす影響 (第100回講演会)
- ケナフの生育特に纎維組織の發育について
- 二三の肥料及びその施用法がケナフ纎維の生産に及ぼす影響
- 綿毛の發育に及ぼす堆肥施用の影響 : 特に關東地方輕鬆土に於ける (豫報)
- 畑作物の初期生育促進に関する研究 : 第2報 岩手県北地方におけるボッタ播栽培に関する研究 (第133回 講演会)
- 作物生理研究の脱皮をお願いする : 試験研究の現場から
- 水稲における無効茎歩合と収量との関係 (第134回 講演会)