タバコのオゾン障害の発生におよぼす温度の響影
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概要
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制御環境下のオゾン処理装置を用い, タバコのオゾン障害の発生におよぼす温度の影響について調べた. その結果, 1) 23℃恒温下で生育させたタバコは, 13℃恒温下のものよりオゾン感受性が大であった. また明期温度よりも暗期温度が感受性に大きく影響した. 2) オゾン処理時の温度を13゜〜32℃の間で変えて調べたところ, 処理時の温度と障害の発生程度との間に負の相関がみられた. 3) 病斑の発生および病斑の進行は高温条件(23℃)で促されたが, 障害の発生程度および発生葉数は低温(13℃)条件下にあったものが大であった. 4) 以上の結果から低温, とくにオキシダント遭遇後の低温がタバコの生理的斑点病の発生と関係が深いことが示唆された.
- 日本作物学会の論文
- 1973-12-30
著者
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福田 三千夫
岡山たばこ試験場
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北野 溥
岡山たばこ試験場
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篠原 俊清
目本専売公社 岡山たばこ試験場
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山本 義忠
目本専売公社 岡山たばこ試験場
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北野 溥
目本専売公社 岡山たばこ試験場
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福田 三千夫
目本専売公社 岡山たばこ試験場
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