生育中期の追肥が主稈総葉数及び出葉速度に及ぼす影響
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概要
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水稲の出穂期はさまざまな環境要因により変化する.その要因の一つに窒素栄養条件があげられ,同一ほ場内においても地力差により出穂期の差が生じることがあるため,出穂期予測においては誤差の一因となり得る.窒素栄養条件と出穂変動については数々の報告があり,窒素施用量が多いと主桿総葉数が増加するとされている.窒素栄養条件の影響について生育時期別にみた報告は少ないが,松村らによると,穂首分化期頃の葉身窒素濃度と,主稈総葉数及び出穂期の間には高い正の相関がある.本研究では,生育時期別の窒素栄養条件と出穂変動に関する知見を得るため,生殖生長転換期前後の追肥が,主稈総葉数及び出葉速度に及ぼす影響について検討した.
- 日本作物学会の論文
- 2004-12-27
著者
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