東南アジアで採集したトビイロウンカとセジロウンカの殺虫剤感受性
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概要
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1989∿1992年に東南アジアと日本で採集したトビイロウンカとセジロウンカの感受性を比較した.トビイロウンカ : 1989, 1990年に採集したマレーシア個体群のマラソン感受性は日本のそれの約1/7と低く, ダイアジノン, カルボスルファン感受性も若干低い傾向が認められた.また1992年の検定結果では, ベトナム南部及びタイ個体群のマラソン感受性は, 日本及びベトナム北部のそれより若干低かった.しかし, 他の薬剤に対する感受性はこれらの個体群間で大きな差はなかった.セジロウンカ : 1989∿1990年個体群の薬剤感受性を比較した結果, マレーシア個体群のマラソン感受性は日本のそれの約1/6と低かった.しかし, 他の薬剤に対する感受性はこれらの個体群間でほとんど差はなかった.また, 熱帯地域においてもこれら2種のウンカは1977∿1992年の間に各種薬剤に抵抗性が発達したことが確認された.
- 日本農薬学会の論文
- 2001-02-20
著者
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鶴町 昌市
Tohoku National Agricultural Experiment Station
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遠藤 正造
National Institute for Agro-Environmental Sciences
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遠藤 正造
National Institute Of Agro-environmental Sciences
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