O-アリール N-アルコキシカルボニル-N-アルキルメチルチオホスホン酸アミドエステルの合成とその殺虫活性
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概要
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メチルチオホスホン酸ジクロリドがジオキサン中トリエチルアミンの存在下でアルキルN-アルキルカーバメートと反応して, 対応するN-アルコキシカルボニル-N-アルキルメチルチオホスホン酸クロリドを与えることを見出した.得られたクロリドを有機リン剤の脱離基として適当なフェノールと反応させ12種のO-アリールN-アルコキシカルボニル-N-アルキルメチルチオホスホン酸アミドエステルを合成した.これらの化合物の殺虫活性を調べた結果, ヒメトビウンカ及びハスモンヨトウに対し, O-4-ニトロフェニルN-イソプロポキシカルボニル-N-イソプロピルメチルチオホスホン酸アミドエステルとO-3-メチル-4-ニトロフェニルN-イソプロポキシカルボニル-N-イソプロピルメチルチオホスホン酸アミドエステルはマラチオンと同程度の活性を示した.
- 日本農薬学会の論文
- 2000-11-20
著者
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吉川 博道
Department Of Environmental Chemistry Kyushu Kyoritsu University
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吉川 博道
Department Of Environmental Chemistry Faculty Of Engineering Kyushu Kyoritsu University
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