ベンゼンスルホンアニリド誘導体のアブラナ科植物根こぶ病防除活性
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概要
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ベンゼンスルホンアニリドがアブラナ科植物の根こぶ病に対して防除活性を示すことに着目し, これら化合物のスルホンアニリド部が活性発現のための必須構造であると推論した.この推論に基づき, 二つのベンゼン環に種々の置換基を導入した化合物についてその活性を調べた.とくに2-クロル-4-トリフロルメチルアニリドおよび2-クロル-4-ニトロアニリドを有する化合物群の多くが優れた活性を示した.それらのなかではフルスルファミド(2′, 4-ジクロル-α, α, α-トリフロル-4′-ニトロ-m-トルエンスルホンアニリド)がもっとも優れた活性を示す化合物の一つであることがわかった.さらにこれら誘導体の化学構造と活性の関係について考察を行なった.
- 1996-02-20
著者
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五十嵐 桂一
Fine Chemicals Division Mitsui Toatsu Chemicals Inc.
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榎本 祐司
Fine Chemicals Division Mitsui Toatsu Chemicals Inc.
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吉成 正親
Life Science Laboratory Central Research Institute Mitsui Toatsu Chemicals Inc.
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下鳥 均
Life Science Laboratory, Central Research Institute, Mitsui Toatsu Chemicals Inc.
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柳田 弘久
Santoh Sangyo Co., Ltd.
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梅本 光政
Omuta Research Laboratory, Mitsui Toatsu Chemicals Inc.
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下鳥 均
Life Science Laboratory Central Research Institute Mitsui Toatsu Chemicals Inc.
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柳田 弘久
Santoh Sangyo Co. Ltd.
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梅本 光政
Omuta Research Laboratory Mitsui Toatsu Chemicals Inc.
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