数種殺菌剤に対するキュウリうどんこ病菌の感受性

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概要

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キノメチオネートおよび精製マシン油は, ポットでの防除試験で, 供試したいずれのうどんこ病菌にも高い効果を示し, リーフディスク試験では供試菌株間の感受性に差は認められなかった.チオファネートメチルおよびジメチリモールに対し, S'2, N-1, N-2菌は対照菌(K-7)に比べると感受性が低下しており, 防除効果の低下も認められた.トリアジメホンに対し, S-2菌は対照菌と同程度の感受性であったが, N-2菌は感受性が低く, 本菌を供試した防除試験では本剤の効果は低かった.以上の結果から, 供試薬剤の防除効果の低下は, うどんこ病菌の感受性低下によるものと考えられた.また, N-2菌はチオファネートメチル, ジメチリモールおよびトリアジメホンに対する感受性が同時に低下しているうどんこ病菌であると推察された.
日本農薬学会の論文
1991-05-20

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