テトラメチルシクロプロパンカルボン酸エステルと関連した化合物の合成と殺虫活性
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概要
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フェンプロパスリンの酸部分である, テトラメチルシクロプロパンカルボン酸の三員環をC-1位とC-2位の間で開裂した型の酸, 四種類を合成した.これらとピレスロイドアルコールとのエステルには, ほとんど殺虫活性が認められなかった.殺虫活性を有する3-フェノキシベンジル(2a), または5-ベンジル-3-フリルメチル2-イソプロピル-3-メチル-3-ブテノエート(2b)のエステル結合を, エーテルあるいは炭化水素結合に変えた化合物を合成した.これらは, 元のエステルとは違う種類の昆虫に対して殺虫活性を示した.また, エステル2a, 2bのアルコール部分をジメチルベンジルに変換したエステルには, 殺虫活性はほとんど認められなかった.
- 日本農薬学会の論文
- 1987-11-20
著者
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松井 正直
東京農業大学
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古幡 明道
東京農業大学
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古幡 明道
Kawasaki Research Center, T. Hasegawa Co., Ltd.
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平野 雅親
Takarazuka Research Center, Pesticides Research Laboratory Sumitomo Chemical Co., Ltd.
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藤本 いずみ
Takarazuka Research Center, Pesticides Research Laboratory Sumitomo Chemical Co., Ltd.
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松井 正直
Tokyo University of Agriculture
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藤本 いずみ
Takarazuka Research Center Pesticides Research Laboratory Sumitomo Chemical Co. Ltd.
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平野 雅親
Takarazuka Research Center Sumitomo Chemical Co. Ltd.
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