感性型人間の図柄に対する感情評価 : 男性の場合
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概要
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女性高感度群は, 低感度群に比して基本的図柄に対する感情評価に特徴的結果を示した。そこで, 今回は男性を対象に同様の実験を行った。さらに因子分析, 数量化分析及び分散分析を行ったところ高感度群は低感度群に比して次のような特徴的結果が得られた。1)低感度群の2因子に対して3因子が抽出され, 因子構造に若干違いがみられた。2)縞・格子柄を親しみやすく花柄を親しみがないと評価していた。3)直線柄は親しみがあり, 曲線柄は親しみがないと評価していた。4)ポジは魅力がなくネガは魅力があると評価していた。5)色で評価する傾向が認められた。6)低感度群の評価が親しみのイメージ項目の負荷が高いのに対して, 高感度群の評価は魅力, 優雅のイメージの負荷が高かった。7評価にバラツキが多かった。
- 日本色彩学会の論文
- 1997-02-01
著者
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