アルミナグラファイト浸漬ノズルと低炭素鋼の反応機構
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概要
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Reaction between refractory and molten steel causes clogging in the immersion nozzle in continuous casting process. Reaction mechanism between alumina graphite nozzle containing silica and molten steel was studied on the observation of immersion nozzle after casting and the fundamental experiment. The results are summarized as follows, (1) The reacted zone with a lot of pores where contents of SiO_2 and C decreased were observed in immersion nozzle refractory after casting. (2) The reaction in refractory was given by the following reaction formula as a whole, SiO_2(s)+C(s)=SiO(g)+CO(g) (3) The overall reactions between Al killed steel and the alumina graphite refractory, and between Ti killed steel and the alumina graphite refractory were given by the following reaction formulas respectively, (Al killed steel) : 3SiO_2(s)+3C(s)+4<Al>___-=2Al_2O_3(s)+3<Si>___-+3C__- (Ti killed steel) low C, high Ti region : 5SiO_2(s)+5C(s)+6<Ti>___-=2Ti_3O_5(s)+5<Si>___-+5C__- high C, low Ti region : 5SiO_2(s)+5C(s)+3<Ti>___-=Ti_3O_5(s)+5<Si>___-+5CO(g) (4) In SiO_2-C refractory 50% of SiO_2 was evaporated as SiO and the other 50% changes into SiC by the carbothermic reduction of SiO_2. On the other hand, in Al_2O_3-SiO_2-C refractory 100% of SiO_2 was evaporated as SiO.
- 社団法人日本鉄鋼協会の論文
- 1993-09-01
著者
-
水上 義正
新日本製鐵(株)名古屋技術研究部
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水上 義正
新日本製鉄(株)名古屋技術研究部
-
笹井 勝浩
新日本製鉄(株)名古屋技術研究部
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笹井 勝浩
新日本製鐵(株)技術開発本部 鉄鋼研究所製鋼研究部
-
山村 英明
新日本製鉄(株)名古屋技術研究部
-
山村 英明
新日本製鐵(株)環境プロセス研究開発センター
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