胃癌の術後遠隔成績に対する長期補助化学療法および免疫化学療法の効果
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概要
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胃癌切除例(stageIII:99,IV:96例)に対する化学療法の予後を検討した. 5FU5g静注入, または1/2MF(F')C法に続いてFT-207を60g, 3ヶ月以上経口投与する長期療(III:30例,IV:30例)の3生率は, stageIIIで66.7%であり, 無化療(III:54例,IV:45例)の40.7%, 入院中のみの短期化療(III:15例,IV:21例)の26.7%より有意に良好であった. stageIVでは有意差はなかったが, 短期化療の予後は最も不良で, 不十分な制癌剤の投与は予後をかえって不良にした. 入院中の化療にOK-432を, 外来でのFT-207にPS-Kを併用する免疫化療群(26例)の予後は, 化療単独群より良好であり, 1生率で有意差を認めた.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1983-01-01
著者
-
山岸 久一
京都府立医科大学
-
内藤 和世
京都府立医科大学第2外科
-
栗岡 英明
京都第一赤十字病院外科
-
内藤 和世
京都府立医科大学
-
橋本 勇
京都府立医科大学第2外科
-
田中 承男
京都府立医科大学第2外科
-
柴田 純祐
京都府立医科大学第2外科
-
栗岡 英明
京都府立医科大学
-
小林 雅夫
京都府立医科大学第2外科
-
橋本 勇
京都第一赤十字病院外科
-
小林 雅夫
京都府立医科大学
-
能見 伸八郎
京都府立医科大学第2外科
-
藤森 千尋
京都府立医科大学第2外科
-
橋本 勇
京都府立医大第2外科
-
桐山 籐重郎
京都府立医科大学第2外科
-
田中 承男
大坂鉄道病院外科
-
藤森 千尋
京都府立医大第2外科
-
能見 伸八郎
京都府立医大第2外科
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