特集 9 大腸全摘術後の再建法 : 回肛吻合術の評価
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概要
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1983年以来, 手術適応のある潰瘍性大腸炎 (UC) および大腸腺腫症 (AC) に対し原則的に回肛吻合術を行う方針をとった. 術式は prone jack knife 位における経肛門的な短い直腸粘膜の切除および直腸の遊離, J 型回腸嚢と肛門の直接の吻合, 空置的回腸嚢の常用を原則とする方法であり, これまでに UC24 例中22例 (91.6%), AC22 例中17例 (77%) に本法を施行しえた. UC 例では原則として全結腸切除蜉J放性直腸空置を先行する三期分割手術の方針をとった. その結果, 術後排便機能優蝸?謔UC13 例中 84.6%, AC13 例中 92.3% であった. 手術時間の短縮, 出血量の減少にも成功している. 本法は症例を選べば UC, AC に対する大腸全摘術の再建法として実用的であると考えられる.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1988-10-01
著者
-
山村 武平
兵庫医科大学第2外科
-
楠 正人
兵庫医科大学第2外科
-
宇都宮 譲二
兵庫医科大学第2外科
-
山村 武平
兵庫医科大学 下部消化管外科
-
山村 武平
兵庫医科大学
-
宇都宮 譲二
兵庫医科大学
-
三木 義男
(財)癌研究会附属病院
-
荘司 康嗣
兵庫医科大学第2外科
-
三木 義男
兵庫医科大学 第2外科
-
黒木 輝幸
兵庫医科大学第2外科
-
黒木 輝幸
兵庫医科大学第二外科
-
三木 義男
東京医科歯科大学
-
楠原 清史
兵庫医科大学第2外科
-
藤本 佳久
兵庫医科大学第二外科
-
楠原 清史
阪和住吉総合病院外科
-
荘司 康嗣
兵庫医科大学 第2外科学教室
-
太田 昌資
兵庫医科大学第2外科
-
太田 昌資
柏原赤十字病院外科
-
藤本 佳久
兵庫医科大学第2外科
-
相生 仁
兵庫医科大学第二外科
-
相生 仁
兵庫医科大学第2外科
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