19. EMR施行後2年以上無再発であったm_3, sm_1癌の検討 (第40回食道色素研究会 I 食道m_3/3m_1の微小, 広範浸潤のみきわめ : 間違って良いもの, 悪いもの)
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概要
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【対象と方法】EMR後2年以上の経過観察が施行され, 無再発・無転移が確認されたm_3:2例, sm_1:1例, sm_2:1例の内視鏡所見を検討した。【結果】m_3症例は0-IIc:1例, 0-IIa+IIc:1例で, 0-IIcは畳み目模様の中断所見でm_3浸潤を推定した。0-IIa+IIc病変は目立つIIaを有していたが白色なため, 一段浅くM3としたが, 同部はm_2で周囲の平滑なIIc部でm_3であった。sm癌の肉眼型はいずれも0-IIcであり, 畳み目模様の中断像, 辺縁隆起, 厚みから深達度SM_1としたが, sm浸潤部は一部のみであった。【考察】EMR後に長期生存しているm_3, sm_1癌はその浸潤範囲が1〜3mm程度と小さく, これらを術前に正確に同定することは困難であったが, 厚み・辺縁隆起・畳み目模様の途絶に注目すれば周囲のm2b部を含めた, やや広い範囲でm_3, sm_1浸潤部を推察する事は可能であった。
- 1999-08-01
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