15. 深達度m_3 sm_1の0-IIc型食道表在癌2例 (第40回食道色素研究会 I 食道m_3/3m_1の微小, 広範浸潤のみきわめ : 間違って良いもの, 悪いもの)

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概要

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症例1:内視鏡的には発赤した陥凹周囲に辺縁隆起がみられ, ヨード染色では畳の目ひだは陥凹部で不明瞭となって観察された。病理組織標本では, 辺縁隆起部で深達度m_2, 陥凹部でm_3であり, 脈管侵襲は陰性であった。辺縁隆起部では, 正常粘膜を押し上げるように癌細胞が粘膜固有層に浸潤していた。症例2:内視鏡的には陥凹内に顆粒状隆起を伴うIIc病変で, 伸展を変えたときに柔らかさがあり顆粒状隆起の高さに変化がみられた。X線では立ち上がりが不明瞭な顆粒を伴う陥凹性病変として観察された。病理組織では, 顆粒状隆起部の大半はm_2〜m_3を示し, 隆起の目立つ中央部で一部sm_1に浸潤, 脈管侵襲陽性であった。
一般社団法人日本消化器外科学会の論文
1999-08-01

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