腹腔鏡下胆嚢摘出術における laparoscopic cholecystectomy from fundus downward の検討

元データ 1994-11-01 一般社団法人日本消化器外科学会

概要

腹腔鏡下胆嚢摘出術の新しいアプローチ法としてのLaparoscopic cholecystectomy from fundus downward (LCFD) を施行し, その安全性および有効性について検討を加えた. 従来の腹腔鏡下胆嚢摘出術 (LC 群) 28例と LCFD 群62例を対象として手術時間を比較検討すると, LC 群では100.7±50.9分, LCFD 群では77.8±33.0分と有意 (p<0.01) に LCFD 群において短縮していた. さらに胆嚢炎の有無に分けて検討すると, 胆嚢炎非合併症例においては LC 群77.7±25.0分, LCFD 群64.6±19.3分と有意差はなかった. 一方, 胆嚢炎合併症例においては LC 群129.6±25.0分, LCFD 群97.4±38.9分と有意(p<0.05)に LCFD 群で手術時間が短縮していた. また術中および術後合併症の発生率は LCFD 群は LC 群に比べ少なかった. 以上, LCFD 群は従来の術式に比べ遜色のない術式であり, 腹腔鏡下胆嚢摘出術の標準術式の1つになりうると思われた.

著者

葛西 眞一 旭川医科大学外科学消化器病態外科学分野
水戸 廸郎 旭川医科大学第二外科
小野寺 一彦 旭川医科大学第2外科
水戸 廸郎 旭川医科大学第2外科
水戸 廸郎 旭川医科大学
小野寺 一彦 札幌北楡病院外科
小野寺 一彦 札幌北楡病院
斉藤 孝成 東旭川病院
水戸 迪郎 札幌北楡病院
加藤 一哉 旭川医科大学第2外科
松田 年 旭川医科大学第2外科
松田 年 旭川医科大学第二外科
小林 達男 小林病院外科
小林 達男 北見小林病院外科
小野寺 一彦 旭川医科大学 第二外科
小野寺 一彦 北楡会札幌北楡病院 外科
小林 達男 小林病院
加藤 一哉 鳥取大学 農学部獣医学科臨床獣医学科目獣医外科学教育研究分野
葛西 眞一 旭川医科大学医学部附属病院第二外科
斉藤 孝成 東旭川病院外科
加藤 一哉 旭川医科大学外科学第2講座

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