肝内胆管癌切除例の臨床病理学的検討
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概要
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肝内胆管癌の外科治療成績向上のため,肝内胆管癌切除例27例を対象とし臨床病理学的に検討し外科治療上の問題点を究明した.この27例を主占居部位別に中枢型13例と末梢型14例に分類し,また発育形態別に肉眼型を分類した.閉塞性黄疸は12例(44%),肝内結石併存は6例(22%)に認めた.CA19-9陽性率(正常値37U/ml以下)は86%と高率であった.手術術式は全例肝切除が施行され,直死は27例中1例(3.7%)であった.リンパ節転移率は60%と高率であった.胆道癌取扱い規約ならびに原発性肝癌取扱い規約によるとly(+),v(+),pn(+)はすべて70%以上で高率であり,進行度はstage III,IVの高度進行例が74%を占めた.治癒切除率は26%で,絶対非治癒因子はtw(+)が多かった.遠隔成績は黄疸,腫瘍径,リンパ節転移,治癒度に相関がみられ,相対非治癒では2例の3年生存例があり,少なくとも相対非治癒切除までの外科的努力をすべきであると考えた.再発形式は腹膜播種が71%と高率であった.
- 一般社団法人日本消化器外科学会の論文
- 1990-01-01
著者
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