金型仕上面の光沢自動測定装置の試作開発 : ファイバオプティクスによる光沢センサの試作開発(第3報)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
金型仕上面の表面精度を自動測定することを目的として, 三次元曲面用ファイバオプティクス光沢計を試作し, またマイクロコンピュータを用いて測定データ処理を行わせることによって, 次のような特性をもつ光沢計および測定システムを開発することができた.(1)本光沢計は, 複雑な制御機構を用いることなく, 測定円盤に組み込んだ1本の測定用ファイバ束を, 主軸回転に同期させて, 0゜→90゜→0゜と往復回転運動させることによって容易に三次元自由曲面の光沢を測定することができる.(2)本光沢計は, 三次元自由曲面の仕上面粗さに対応する光沢値および光沢値分布を自動的に測定することができ, 0.1μmR_max以上, 0.4μmR_max前後, そして1μmR_max以上の3段階の粗さを推定することができる.(3)本測定システムは, 被測定物をNC立てフライス盤から取り離すことなく, 仕上加工直後, 主軸に取付けられた光沢計によって直接オン・ザ・マシンで測定することができる.
- 公益社団法人精密工学会の論文
- 1981-07-05
著者
関連論文
- 金型磨き作業の知識獲得と自動化に関する研究(第2報) : 金型磨き作業支援エキスパートシステム
- 金型磨き作業の知識獲得と自動化に関する研究(第1報) : 金型熟練工の手磨き特性
- 金型仕上面の光沢自動測定装置の試作開発 : ファイバオプティクスによる光沢センサの試作開発(第3報)
- 非接触 3-D ディジタイジングシステムを基にした金型生産加工システムの開発(第1報) : 階層型ディジタイジングデータ処理について
- 工具先端部不動点を有する5軸曲面仕上工具の研究
- 非接触3-Dディジタイジングシステムの開発研究
- 金型用模型の非接触自動形状測定装置の開発
- 光学式簡易変位センサの試作開発
- 二軸回転球体研磨工具の幾何学的特性と鏡面仕上性能 : 金型自由曲面の自動仕上加工に関する研究(第2報)
- ニ軸回転マイクログラインディング工具の運動機構と仕上性能 : 金型自由面の自動仕上加工に関する研究(第1報)
- 回折パターンによる極微細溝形状の測定評価に関する研究 : 矩形溝形状の測定評価
- Fraunhofer回折による超精密ダイヤモンド旋削面の粗さ測定
- パワースペクトルパターンを用いた砥石作業面性状のインプロセス測定システムの開発
- 散乱理論を用いた微小傷の測定評価に関する研究(第2報) : 傷の深さと幅の定量的評価について
- 散乱理論を用いた微小傷の測定評価に関する研究(第1報) : 三角形傷の散乱光強度分布の特性