新幹線電気・軌道総合試験車添乗報告
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概要
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新幹線電気・軌道総合試験車(通称「ドクターイ***ー」)は,高精度に効率良く電気設備や線路などを点検し,東海道新幹線の安全・安定輪送を支えている.我々は産業医職場巡視の一環としてドクターイ***ーに添乗し,そこで働く社員の作業を観察した.作業はモニター監視作業を含むVDT作業であった.騒音・振動・温度・照度などの物理的作業環境については快適と評価した.しかし,作業場が新幹線車内であることにより制約を受ける作業条件もある.JR東海では,このような鉄道会社特有の作業環境が数多く存在するため,社員の健康管理を適切に遂行するには,業務の特殊性を十分考慮した上で指導や助言を行うことが,産業医に求められている.
- 産業医科大学学会の論文
- 2003-03-01
著者
-
指原 俊介
Jr東海健康管理センター
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新島 邦行
JR健康管理研究会「動力車操縦者の医学適性検査に関するガイドライン作成検討委員会」
-
新島 邦行
JR東海総合病院静岡鉄道健診センター
-
遠田 和彦
JR東海総合病院静岡鉄道健診センター
-
指原 俊介
JR東海総合病院静岡鉄道健診センター
-
遠田 和彦
Jr東海健康管理センター
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